今日は、僧ヶ岳と駒ヶ岳の登山だ。

早朝、薬勝寺池駐車場に集合するが、問題の天候は曇り空ですっきりとしない。

目をこすり、あくびをする者、体は早朝なのかまだ起きていないようだ。

私は、車の運転と聞いてびっくり、聞いていなかったが名簿を確かめてみると名前の横には、書いてあった。

サア、5時に出発、小杉から魚津インター迄高速で行く。

魚津で降りたのは何なのかよく分からなかったが着いて行く、リーダーのM/Kさんが道を知っているのかと思っていたが、途中間違えたと言って引き返したりしてようやく宇奈月を通過、途中平和の像の横で駐車、出すものをだして平和の像に山登りの無事と、平和を祈って出発。

ここから登山口までの道はかなり長いし、ところどころ急な坂道がある。いわゆるヘアピンがいくつも、しかし道は綺麗に舗装されていたのには感心、石ころがよく落ちていたが、そこを縫うように走る、ようやく駐車場に着く、そこでは曇り空ながら富山平野が眼下に広がっていた。ここは1280mやはり高い所なのだと実感、靴など準備をした後7時20分出発。途中ウグイスの声に励まされ、又、山々がおりなす景色を眺め、木々や、草花に目をやりながら進む。

鳥帽子尾根をただひたすらに歩く、やっと宇奈月への道につきあたる、そこを過ぎた頃からシラネアオイの群生が、皆の「ワアー綺麗」の声があがる。今がちょうど見頃なのかもしれない。

そこから又、もくもくと登る、前方がパァーと開ける、前僧ヶ岳だ♂スとそこには、私らを待っていたかのようにニッコウキスゲが一面に咲いているではないか、周辺には山々が曇り空の中に連なっている、やはりここでも皆の歓声が、山の醍醐味はここにあるのか、苦労して登ったときの喜びが一気にはじけるようだ。

ここでは雨が上がっていたが、この途中迄は降っていた、僧ヶ岳に着く頃に又降っていた、ここには1020分に着いたが、昼食をかねて20分休憩して、問題の駒ヶ岳へは断念することにして下山する。

登った道をもくもくと歩を進める、途中「ウオゥー」と言う男の声、その後「イタッ」と言う女の声が、皆一瞬何が起こったのか不安がよぎる、そこは少し坂道でぬかるんでいたのでリーダーが声をだしてそこを飛び越えた時に出た声であった、しかし、女性の方は足を取られて倒れてしまったのだ、幸い彼女はたいした事もなく歩き出したので、みなほっと胸をなでおろした。

駐車場には15分着、そこから最後の目的地「とちの湯」へ25分に到着、山登りの後で入るお湯は格別だ、露天風呂から眺める景色にみとれのんびり湯につかり山での思い出にひたる、そこで一杯いきたい所だが、そばをすする、今日一日を満喫する。

【記;A.K】