笠ケ岳

2003年7月26日・27日

槍ケ岳(小槍も見えました) 左から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳
ササユリ 笠新道をただひたすら上る
笠新道の登り詰め近くで ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
杓子平にて 槍のすぐ側から上る日の出
笠ケ岳頂上で朝日を浴びるメンバー シャクナゲは心を和ませる
報告 笠ケ岳テント泊
                                       003.7,26〜27 Y.H記
 クラプで登山用テントを購入以未、2年間近く使用せずにいることを"宝の持ち腐れ"と嘆くクラブ員によって敢行した.A、I、Hの三人である。山小屋泊まりの一行とは別に食事メニューや持参する道具類、荷の分担などについて打ち合わせを行った。

 新穂高温泉に着き水を補給してザックを背負ってその重さにたじろいだ。今まで背負ったことがない重さであり、標高差1,700m余の登り行程を考えると不安がよぎった。(Iさんのザックは約20sだったとか。持って比べると私のザックもあまり変わらない)しかし、登山口までの1時間の林道を歩いて「行けそうだ」という感触を感じ、またゆっくり目のぺ一スが助けてくれて2,800mの小屋手前の幕営地にたどりつけた.

 幕営地は先者順によい場所が権保されて我々が到着したのが一番遅く、小屋から最も離れた場所となった。すぐにテントを設営し、食事の準備にかかる。かなり冷え込み、風も少しあったのでテント内で行った。メニューはラム肉と玉慈、ピーマンをたっぷりいれての妙め物。ご飯はアルファ米にお湯を入れて(翌朝分も)おにぎりをつくった。テントでロウソクの明かりで小屋泊まり組を交えて、焼酎を飲みながら山談義に花を咲かせるつもりが寝不足と疲れでそんな余力なし。8時過ぎには寝袋に入ってしまった。

 朝3時40分起床。頂上で御求光を迎えるために出発、戻ったのは5時半、すぐに朝食準備、昨夜の妙め汁の残りの味付けで野莱妙めとラーメン、おにぎり。6時出発予定にかなり遅れて後片付け、小屋泊まり組を少し待たせてしまった。

【教訓と反省】
 何よりも経済的に安く山にいける事、割り勘2000円くらいなり。そのかわり「上げ膳据え膳」でなく自分たちでやることになる。

 荷が重くなることは避けられないが、特に今回の山行、は急登で標高差がある、できるだけ最小限の荷で行くことが重要だ。私の場合、水2リットル、お茶0.5リットル、焼酎1.8リットル一本とそれだけで4〜5sになった.ウインナーも半分以上残した。もちろん体力をつけることは必須。私は何回か超満員の小屋に泊まったことがある。
 五竜山荘で「今日は一畳で二人です」の張り紙に出くわしたし、西穂山荘で両隣のオッチャンと体が密着状態で寝むれなかった経験も。そんな心配無用のテント泊はこれからも懲りずに企画したいものです。

Y.Hさんの登山報告

笠ケ岳登山記録  記録 K:S
7月26日(土) 1日目
 4:30 薬勝寺池公園集合・出発
 7:00 新穂高温泉 出発
 8:05 笠新道 登山口 いざ出発
13:19 杓子平 2450m
15:05 稜線分岐 とてもキツイ!
16:00 抜戸岩 大きな岩がゴロゴロ
16:48 笠ケ岳山荘無事到着
7月27日(日) 2日目
4:48 頂上でご来光仰ぐ
6:20 山小屋出発
7:54 稜線分岐着
9:05 秩父平 M:K氏特製の紅茶ご馳走になる
10:20 大ノマ岳 2662m
11:41 弓折岳 2588.4m
12:35 鏡平 槍岳が見えなくて残念
16:03 わさび平 水がとっても美味しい!!
17:30 新穂高温泉 到着
19:50 小杉薬勝寺池駐車場到着(疲れ過ぎて確かではない)

一口感想

  S:F 元気に登れて良かった

  M:K ご迷惑かけました
  N:H 今回ストック無しで歩いた
  M:I 聞きしに勝る 笠新道 ゆっくりと 誰でも登れる
  H:T ヒドカッタ!!反省する事が多くあった
   Y:H 予想どおり ハードなコースだった
  R:N ハードすぎて 登りでも アゴが出た
  M:K 皆さん良くがんばった!
  T:I テント泊だったが 辛かった
  E:A いつもの 膝で参った
  K:S ひどかった   全員無事帰還 おめでとう お疲れさまでした